なぜ「日本人」というだけで得をする瞬間があるのか

日本のパスポートは世界最強レベルだということは有名ですが、 

「日本人」であること自体が、海外では有利に働く場面が多々あります。これまで色んな国に住んだり、旅行をしていて、日本人で良かったな、と思うことがたくさんありました。

大きな理由として、現地の人が自分より前に出会った日本人、日本の文化に対して良いイメージを持っていたからです。

日本人が当たり前のようにしている礼儀や、他人を尊重する行動、現地のマナーを学ぶ姿勢が、現地の外国人の日本人の好感度を上げてくれて、自分が現地にいると良い対応をしてくれたり、ウェルカムな雰囲気を出してくれます。

逆に、日本に来る特定の国の観光客に対して、あまり良いイメージ持ってない人も多くないですか?これはマイナスなイメージを持たせる行動や態度を見てきたから出会って、次に来た人がとても礼儀正しい人だったとしても、少し疑ったような目で見てしまう。

海外で日本人に対してポジティブなイメージをもってくれているのは、先人が積み上げてくれた信用の上に乗っからせてもらってるのです。そして、次の日本人に対して良いイメージを持ってくれるかどうかも、あなたの行動次第で大きな影響を与えます。

先人たちが築いてきた「日本人=信頼できる」というイメージ

「日本人は時間を守るから安心して任せられる」

海外で仕事をしていて、何度も言われた言葉です。

時間厳守、丁寧な仕事、約束を守る姿勢、災害時にも秩序を保つ国民性。これらは何世代にもわたって、日本人が海外で積み重ねてきたものだ。国や業種によって評価されるポイントは微妙に違うが、共通していたのは「日本人はまず信用してから話が始まる」という感覚でした。

ずっと日本で住んできた人からするとピンとこないかもしれないですが、私たちにとっての当たり前が、当たり前じゃないことが多いのが海外です。

特に途上国と言われる国々では、例えば時間を守ることに対しての重要性の認識が大きくずれていることが多くて、数時間の遅れは最悪許容範囲として、普通に次の日になることも数えきれないほど。価値観の違いなのでどちらが勝っているとかはないですが、必ず集合時間には揃っている日本人凄いな、と思われています。

もはやネタトークで笑いながら日本人ってこうだよね、と(いい意味で)いじられます。笑

仕事に限らず旅行中の場合でも、ガイドさんとの集合時間だったり、予約の時間に合わせて行動したり、ルールを守った上で楽しむ事が、日本人に対する信頼感・安心感に繋がっています。

日本人にしかない長所

日本人が当たり前だと思っている態度が、海外の現場では強烈な差別化になっています。

  • 誠実さ:契約書より口約束が重視される現場でも、「あの人が言うなら」で話が進むことがある
  • 約束を守る:小さな時間の約束を守り続けるだけで、大きな取引の信用に変わる
  • 細部への配慮:雑な仕事が当たり前の環境では、丁寧さそのものが商品価値になる
  • 謙虚さ:自分を大きく見せない姿勢が、かえって信頼を集めることがある

「日本人は全員こうだ」と言いたいわけではないです。ただ、多くの日本人がそうあろうとしてきたことが、現地でどう受け取られたか、という話です。

ただ、日本人の謙虚さと優しさに漬け込んでぼったくりをしてきたり、悪知恵を働せてくる人たちには、遠慮は無用です。めんどくさいからいいや、とその場でやる過ごしたら、次の日本人にはもっと強気でやってくるかもしれないので、後続の人の為にも、悪い意味で舐められないように毅然とした態度でいてくれると嬉しいです。(身の危険を感じる場合は別)

個人の行動が「日本人全体」のイメージに繋がる

海外にいると、現地の人にとっては「出会った日本人=日本人の印象」になってしまう瞬間があります。これは一種の責任でもあり、可能性でもあると思っていて、自分の一つの態度が、次にその国を訪れる日本人の印象を左右するかもしれないのです。

子供の頃サッカー選手に憧れていた僕的には、勝手に自分が日本代表になったつもりで行動するように心がけています。

日本人って本当にいい人ばっかりだよね、と言われる度にすごく嬉しいし、誇らしくもあるし、自分も同じような印象を持ってもらいたいからです。

1人の行動でも大きな影響を及ぼすんだなと実感したのは、あるリゾート地のガイドさんが、とても迷惑な1組の観光客を案内した嫌な思い出から、もうその国の観光客をガイドしたくないと言っていました。ガイドさんのコミュニティーで同じような話が一個でも上がったら、その国のガイドさんのコミュニティー全体が特定の国に対してネガティブなイメージを持つようになってしまうのです。いざ困ったりしたときに、手を差し伸べてくれない可能性だって出てきてしまう訳です。

まとめ:これから海外に出る日本人へ

特別なことをする必要はなにもありません。私たちが当たり前にやってきたことを、そのまま続けるだけでいいんです。それだけで、あなたはすでにアドバンテージを持って海外のスタートラインに立てます。

そして、あなたが海外に出た瞬間から、あなた自身が「日本代表」になりえます。良くも悪くも、その自覚を持って、日本人として海外に出て頂けたら幸いです。

いい状態で受け取ったバトンを、より良い状態で次の人にバトンを渡せるように。

世界最強格の日本国のパスポートと、世界最高格の日本人の良い印象を持って、世界中で楽しみましょう!